【宮島杓子について】
現在全国で普及している杓子の発祥とされる宮島杓子の原型は今から約200年前の寛政年間に神泉寺の僧誓真により考案されたものです。
おかゆから白米へ食文化が大きく変化した時代、杓子は当時のステタスを表す最新のキッチンツールとして全国に広まり、杓子のことを別名宮島と呼ばれました。
厳島弁財天の持つ琵琶の形というモチーフと、手削り特有のカーブの融合から生まれた流線型のシンプルなデザイン。
【「宮島杓子BIWA」デザインのコンセプト】
和食に欠かせない杓子というツールの原型「琵琶に着想を得た誓真杓子の形の美しさ」を食生活の変化や時代背景とともに読みなおし、原型の美を再発見すると同時に、現代の生活ニーズに合う新たなサイズ、利用法(6パターン:調理ベラ、飯ベラ、飯ベラ〈小〉、ジャムベラ、スプーン、バターナイフ)を提案します。
【商品の特徴】
厳選された天然素材を磨きのみで仕上げることに拘り、職人の熟練した手先の感覚と調整技術によりはじめて実現可能な、流線形のフォルムの魅力
6種類の番手のヤスリで職人が丁寧に木肌を整える(通常の杓子は2、3種類のヤスリを使用)。
表面の手触りの良さのみならず、メンテナンスを容易にする。
またDIYニーズに応えて、紙ヤスリを商品とセットで販売し、手入れをしながら自分だけの一品に作りあげることを提案します。
誓真杓子の原型を4/5に縮小したもの。「宮島杓子BIWA」シリーズの最も人気のアイティムです。飯ベラとしてちょうど良いサイズです。
(杓子・杓文字・宮島)
一般に、飯をよそうへら状のものを杓文字(しゃもじ)、飯だけでなくしるをすくうスプーン状のものを杓子(しゃくし)。その形状により使い分けます。
宮島では、逆に飯をよそうものを杓子と呼んでいます。
全国に広まった宮島杓子には宮島の焼き印が押されていることから別名「宮島」とも呼ばれました。
【仕様・サイズ】
サイズ(目安):W5.8×L21.2cm
重量(目安):26g
材質:ヤマザクラ
原産国:日本
使用区分:電子レンジ ×、食洗機 ×
お手入れについて:お手入れ用紙ヤスリ付き
製造:倉本杓子工場
デザイン:有限会社博多商店